家を出るまで
勿論最初から夫と不仲だった訳ではありません。
縛ることが愛情と勘違いしていた夫でしたが、若かった私も同じように勘違いしていたのだと思います。
けれど結婚して気づいたあまりに違う感覚。
自分が養っているという意識があまりに強く、全て自分が支配していいと勘違いしているのでした。
家に居て自分(夫の)の事だけ面倒をみればいい、私には自由がありませんでした。
心に芽生え始めた不満。
毎日の小さな不満の積み重ねがある日もう積めない程大きくなったのです。
もう積む事も出来なくなり崩れていった。。。
それでも長男が大学に入学するまで、、、卒業するまで、、、
長女が大学に入学するまで、、、卒業するまで、、、と力のない私はそれを言い訳にしていました。
我慢すれば不自由のない生活がある、家を出てやっていけるのか
毎日自問自答です。
ましてや次女がいます。この子に同じ生活を与えてやれないことになる。
そんな生活が続いていました。